- 2007年07月13日
イノシシ退治 7月13日
世界でも特異な生態系をもつオーストラリアでは、外来種の動物はペスト(害獣)と呼ばれる。最近山の中だけでなく、パームコーブ、スミスフィールドエリアに多く出没しているイノシシとの“戦争”が続いている。先月だけで45匹のイノシシが罠にかかり処分された。宅地開発が熱帯雨林の中まで進んだことと、昨年のサイクロン”ラリー”による熱帯雨林のダメージ回復が遅れていることが原因と考えられる。食べ物と水を求めて民家近くに出没するイノシシにとって、手入れの行き届いた庭は格好のえさ場。サトウキビの収穫も始まったことがさらに状況を加速させている。市役所のイノシシ罠担当職員はフル回転で対応しているが、各家主にもフェンスや防護柵を張る必要がある。